レントゲン撮影として患者さんが最初に受ける最も身近なX線検査です。 胸部X線撮影は健康診断等で一度は受けたことがあるのではないでしょうか。 CTやMRIなど身体の中が輪切りで観察できる時代でも、一部を除いて一般撮影法がX線検査の第一選択であることは変わりません。 特に骨折などの情報は今でも一般撮影法が最も優れた検査法です。
当院の使用機器 一般撮影装置:島津製作所社製診療用X線撮影装置富士メディカル社製VELOCITYCRシステム
第1~第3撮影室にて撮影を行います。以下は代表的な撮影部位の説明です。
Q1:毎月胸部レントゲン検査を受けていますが大丈夫でしょうか?
A1:胸部1回の撮影で受ける線量は、1番高い値の皮膚線量で0.15mGyであり症状が現われ始める線量は200mGyからなので問題ありません。
毎月1回、1年間胸部撮影を行ったとしても3mGyです。
Q2:妊娠しているにも関わらず胸のエックス線写真を撮りました。大丈夫でしょうか?
A2:胸部撮影の場合は皮膚線量0.15mGy、生殖腺への線量は0.00mGyです。胎児に影響が出るとされている100mSvにはほど遠い数字ですので全く問題ありません。
Q3:子供が先天性股関節症のため、月に2〜3回股関節の写真を撮っています。大丈夫でしょうか?
A3:病気の経過を定期的に観察するということは、その患部の状態の変化を絶えず注意する必要があります。股関節の写真を撮る場合、お子さんやや若い患者様に対しては鉛板による生殖腺防護を行うように努力しています。
ちなみに1回の股関節撮影に於ける生殖腺線量は0.13mGyです。影響が出始める線量が200mGyですので安心して検査を受けて下さい。
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