X線を使って身体の中の様子をリアルタイムで観察する装置です。 当院では「フラットパネルディテクタ」という画像システムを用いた最新鋭の透視装置SonialvisionSafire(島津社製)を導入しています。この装置の最大の特長は検査中であっても撮影した画像を確認することができる点です。そのため従来のものより効率的で精度の良い検査を行うことができます。
造影剤(バリウムと空気)を用いて食道・胃・十二指腸の粘膜面を写し出し評価する検査で、胃の検診で多く行われています。検査時間は10分程度です。粘膜面全体に造影剤を付着させるため仰向けやうつ伏せ、回転するなどの体位変換を繰り返します。
この検査により胃潰瘍や腫瘍などの病変を見つけることができます。
肛門から管を入れて、造影剤(バリウムと空気)を用いて大腸の粘膜面を写し出し評価する検査です。検査時間は20分~30分程度です。
盲腸から直腸まで大腸全体を観察し、いろいろな方向から撮影するため、仰向けやうつ伏せ等の体位変換を繰り返します。この検査により大腸ポリープや腫瘍などの病変を見つけることができます。
胃や大腸などの消化管造影検査の他に、骨折した際の骨の整復、脊髄腔造影(ミエログラフィ)、胆道系結石の破砕や処置等を行います。
Q:バリウムに味を付けることはできませんか?
A:味を付けると胃液が出て粘膜面が観察しづらくなる場合があります。基本的に無味ですが、香りを付けて飲みやすくしてあります。
Q:ゲップを我慢するのは何のためですか?
A:縮んだ粘膜面を引き伸ばして観察しやすくするためです。縮んだ風船の文字がふくらませることによって読みやすくなるのと同じ理由です。
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