部門について 中央放射線部

MRI検査

 

Magnetic Resonance Image(磁気共鳴画像)の略称で、強い磁石と電波を使って体の断層像を撮る検査です。非常に強い磁石の中に体を入れて電波を与えると、体内の水素原子が共鳴し、共鳴した水素原子から微弱な電波が発生します。この微弱な電波を受信してコンピュータにより画像化しています。X線を用いないので、放射線被ばくがありません。当院では、1.5T(テスラ)の超電導MRI装置2台が稼働しています。
平成27年8月に導入された装置では、従来造影剤を使用しないと撮像できなかった脳血流情報も造影剤なしで画像化できる機能(ASL)も有しており、当院に設置されている脳卒中センターにおいて重要な役割を果たしています。
また、最新装置では映像を観ながら検査が行えるシステムを導入しています。開放感があり、お子さんや閉所恐怖症の方も検査ができる場合もありますのでスタッフに相談してみてください。

 

当院の使用装置

1.5T 超伝導MRI装置
PHILIPS社製 Ingenia 1.5T CX

1.5T MRI装置
PHILIPS社製 Achieva 1.5T SE

 

 

検査内容

撮影箇所に係わらず検査前に必ず更衣していただきます。その際に身につけている金属類等は外してください。
寝台に寝て撮像部位を固定し、円筒型のマグネットの中に入り、撮像を開始します。撮像中は、トントンという大きな音が続きます。検査は15分から45分程かかります。(時間は検査内容によって異なります)
検査内容によっては造影剤を使用することもあります。

 

 

注意事項
  1. MRI室は第1MRI室と第2MRI室があります。当日は「中央放射線部受付」にて案内いたしますので、基本スケージュール票を「中央放射線部受付」にご提出下さい。
  2. 検査当日は検査着に着替えていただきますので、予約時間の15分前までに来院して下さい。
        (検査時間に遅れると検査ができない場合があります。)
  3. 強力な磁場を使用していますので下記の注意をして下さい。
    ○心臓ペースメーカー・人工内耳・可動義眼・植え込み型神経刺激装置を使用している方は入室できません。
    ○手術等により体内に金属のある方は検査ができない場合があります。
    (手術の種類により異なりますので主治医に相談して下さい)
    ○内視鏡検査において、止血用クリップを使用された方は申し出てください。
    (場合によっては検査ができない場合があります。)
    ○次に該当する物は検査室に持ち込みができませんので所定の場所又は付き添いの方にお預け下さい。
          ・磁気カード類(キャッシュカード、テレホンカードなど)
          ・貴金属類(ヘアピン、ネックレス、ピアス、時計、小銭、携帯電話など)
          ・入れ歯、エレキバン、ホカロン、湿布等はあらかじめ取り外して下さい。
    ○妊娠、又は妊娠の可能性のある方は主治医に相談してください。
    ○入れ墨、アートメイクを入れている方は事前に申し出下さい(火傷や変色の可能性があります)
    ○カラーコンタクトレンズ装用者はコンタクトレンズを外して下さい。
     ※カラーコンタクトレンズは、材質に金属を含んでいる物があります。そのまま使用すると視力障害の危険性もあります。
    ○頭部の撮影の場合は、化粧品等もできる限り避けて下さい。
     ※化粧品(マスカラ・アイライン・アイシャドウ等)の中には金属を含んでいる物があります。皮膚等に影響を及ぼす場合もありますので避けて下さい。
    ○ヒートテック等保温性の高い衣類は発熱の恐れがありますので避けてください。
    ○痛み止めの「ノルスバンテープ」、パーキンソン病の「ニュープロパッチ」を使用している方は、検査前に除去してください。
    ○閉所恐怖症の方は検査ができない場合があります。(当院には映像を観ながら検査ができるシステムを導入しています。開放感もあり、検査が可能な場合もありますので、一度スタッフに相談してみてください)
  4. 腹部の検査は、次の事柄に注意してください。
    ・消化管の動きによって検査に支障の出る場合がありますので、検査の4時間前から食事を摂らないようお願いします。
    ・MRCP検査においては検査の6時間前から食事を摂らないようお願いします。
    ・飲み物につきましては、検査の1~2時間前からできるだけ摂らないようお
    願いします。
  5. 検査時間は15~45分程かかりますので検査前に用便をお済ませ下さい。
      (ただし、骨盤部については尿を溜めて検査を行う場合がありますので主治医
    に確認して下さい。) 
  6. 検査内容によっては、造影剤(静注、経口)を使用する場合もあります。
    (喘息の既往のある方は事前に主治医にお知らせ下さい。)
  7. その他詳細は技師が指示しますのでそれに従って下さい。
  8. 不明な点、都合で予約時間に遅れる場合、または来院できない場合はまでご連絡ください。

 

 

 

よくあるQ&A

Q:検査時間はどのくらいかかりますか?
A:検査部位、検査内容によって違いますが、およそ15分~45分かかります。

Q:他の部位も検査して欲しいのですが、やってもらえますか?
A:現場での直接の申し出は受け付けておりません。主治医にご相談下さい。

Q:以前に手術をして体内に金属が入ったままなのですが、検査はできますか?
A:手術によって検査ができる場合とできない場合があります。主治医にご相談下さい。

Q:MRIとMRAはどのように違いますか?
A:MRIはImaging(断層画像)、MRAはAngiography(血管撮影)のことです。

Q:  検査時間に遅れそうですが、大丈夫ですか?
A:  わかった時点でご連絡下さい。できる限り対応いたしますが、場合によっては予約日時を変更して頂く場合もあります。予めご了承下さい。

Q:  検査中の大きな音は何の音ですか?
A:  MRIでは、患者様の位置情報を得るために傾斜磁場というものを使用しています。この傾斜磁場を印加する際に、コイルなどに力が加わり音をだしています。

Q:  検査中気分が悪くなったらどうしたらいいですか?
A:  呼び出しブザーをお渡ししていますのでご安心下さい。検査中何か変わったことがあればこのブザーを押して下さい。

 

 

お問い合わせ
総合病院
電話:0572-55-2111
E-Mail:byoin@city.toki.lg.jp

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